霜露之思
読み方:そうろ の おもい
意味
亡くなった父母を追慕し、その死を悲しむ気持ち。特に、秋の霜や露に触れたとき、かつて父母と過ごした日々を思い出して抱く、しみじみとした哀惜の情をいう。
由来
中国の儒教経典『礼記』の「祭義」に由来する。『礼記』は前漢時代(紀元前1世紀ごろ)に編纂・整理されたとされる。同篇の「霜露既降、君子履之、必有悽愴之心」という記述から、霜や露を踏むと亡き父母を思って悲しむ心を「霜露之思」と呼ぶようになった。
備考
主に亡父母への追慕・哀惜を表す、文章語的で格調高い表現。「霜露の思い」とも書く。日常的な一般の悲しみにはあまり用いない。
別表記
- 霜露の思い
例文
- 秋の庭に降りた霜を見て、亡き両親への霜露之思を深くした。
- 墓前に立つたび、祖父を失った霜露之思が胸によみがえる。
- 彼の追悼文には、父に対する切々たる霜露之思が表れていた。
分類
類義語
- 霜露之感
- 風木之悲
- 終天之恨