雲程発軔
読み方
うんてい はつじん
意味
雲を行くほど遠大な道のりへ、車の止め具を外して出発する意から、将来性のある大きな事業や人生の行路において、第一歩を踏み出すことをいう。新しい活動の晴れやかで希望に満ちた出発を表す。
由来
中国の史書『晋書』の「夏侯湛伝」に見える「雲程発軔、鯤運載起」に基づく。雲程は雲の彼方まで続くような遠い道のり、軔は車輪を止めるためのくさびを意味し、発軔はそのくさびを外して車を走らせ始めること。転じて、遠大な目標に向けて出発する意となった。『晋書』は唐代の648年(貞観22年)ごろに成立した。
備考
日常会話ではあまり用いられない、漢文調で格調高い表現。式辞・祝辞や文章で、新事業・新生活・人生の門出を前向きに述べる際に使われる。
例文
- 大学卒業を機に、彼女は国際協力の分野で雲程発軔を果たした。
- この新工場の稼働は、地域産業の再生に向けた雲程発軔となるだろう。
- 若い研究者たちは、受賞を励みにそれぞれの研究人生の雲程発軔を迎えた。
類義語
- 鵬程万里
- 前途洋洋
- 門出
- 発足
対義語
- 停滞不前
- 行き詰まり