雄弁滔滔
読み方:ゆうべん とうとう
意味
話し方が非常に巧みで、言葉がよどみなく次々と出てくること。また、そのように勢いよく話すさま。「雄弁」は説得力のある巧みな話、「滔滔」は水が豊かに流れ続けるように、言葉などが尽きずに続く意を表す。
由来
「雄弁(すぐれた弁舌)」と、「滔滔(水がとめどなく流れるさま。転じて、話などが尽きずに続くさま)」を組み合わせた表現である。「滔滔」は中国古典にも見られる語だが、「雄弁滔滔」という四字熟語としての成立時期・特定の典拠は明確ではない。近代以降の日本語でも広く用いられている。
備考
話し手の弁舌を褒める場合にも、話が長く止まらないことを皮肉る場合にも使う。後者では「雄弁滔滔だが中身がない」のように用いられることがある。
別表記
- 雄弁滔々
誤用・混同注意
- 「滔滔」は「とうとう」と読むが、「到頭」の意味と混同しない。
- 「雄弁」を単に声が大きいこと、「滔滔」を必ずしも内容が優れていることと誤解しない。
例文
- 彼は壇上に立つと雄弁滔滔と、自らの政策の必要性を聴衆に訴えた。
- 新製品の長所について雄弁滔滔に説明されたが、肝心の価格は最後まで明かされなかった。
- 会議ではふだん寡黙な部長が、会社の将来を語り始めると雄弁滔滔だった。
分類
類義語
- 立板に水
- 能弁
- 弁舌爽やか
- 弁舌流麗
対義語
- 訥弁寡言
- 口重無言
- 寡言少語