雀屏中選
読み方:じゃくへい ちゅうせん
意味
多くの求婚者の中から、名家・有力者などの娘婿として選ばれること。特に、才能や人柄を認められて良縁を得る意でいう。
由来
隋末から唐初にかけての李淵(のちの唐の高祖)にまつわる故事に基づく。李淵が竇毅の娘に求婚した際、竇毅は屏風に描いた二羽の孔雀の目を矢で射抜けた者を婿にするとした。李淵だけが二本の矢をそれぞれの目に当て、娘婿に選ばれたという。故事は945年ごろ成立の『旧唐書』に見える。
備考
主に文章語・故事成語として用いる。一般的な試験や選挙で「当選する」という意味には使わず、娘婿として選ばれる文脈に限られる。「雀屏」は、故事中の孔雀を描いた屏風を指す。
補足
- 「雀屏当選」とは書かない。正しくは「雀屏中選」。
- 一般の試験・選挙に受かる意味と誤解しない。娘婿として選ばれる故事成語である。
例文
- 彼は家柄だけでなく誠実な人柄も認められ、旧家の令嬢の婿として雀屏中選を果たした。
- 歴史小説では、弓の腕を示した青年が姫君の婿候補の中から雀屏中選する場面が描かれている。
- 祖父は娘婿を紹介しながら、「この人こそ我が家の雀屏中選だ」と誇らしげに語った。
分類
類義語
- 東床坦腹
対義語
- 落選
- 縁談破談