阿吽呼吸
読み方
あうん の こきゅう
意味
二人以上が、細かな言葉による打ち合わせをしなくても、互いの意図・気持ち・間合いを理解し、動作や判断のタイミングをぴたりと合わせられること。長く組んでいる者どうしの、信頼に基づく暗黙の連携をいう。
由来
「阿吽」は、サンスクリット語の最初の音「a(阿)」と最後の音「hūṃ(吽)」に由来する仏教語で、始まりと終わり、開口と閉口を象徴する。寺院の仁王像などに見られる阿形・吽形もこの考えに基づく。その対になる息や間合いのイメージから、互いの調子が一致することを「阿吽の呼吸」というようになった。言い回し自体の正確な成立時期は未詳。
備考
通常は助詞を入れて「阿吽の呼吸」と表記する。職人、スポーツ、芸能、仕事など、複数人の連携やタイミングの一致を表す際に用いる。
例文
- 長年コンビを組んできた二人は、阿吽の呼吸で作業を進めた。
- 投手と捕手は阿吽の呼吸を見せ、相手打線を抑え込んだ。
- 舞台の成功は、俳優と照明スタッフの阿吽の呼吸に支えられている。
類義語
対義語
- 不協和音
- 意思疎通の欠如
- 足並みがそろわない