錙銖必較
読み方
ししゅ ひっこう意味
ごくわずかな数量や利益・損得についても、少しの差まで厳密に比べて争うこと。細かい金額や利益にこだわり、決して譲らない態度をいう。多くの場合、度量が狭い、けちであるという批判的な意味合いで用いられる。由来
中国の度量衡に由来する語である。「銖」は古代中国の重さの単位で、二十四銖が一両、「錙」は六銖に当たるとされる。いずれも微小な重さを表す「錙銖」に、「必ず比較して争う」の意の「必較」が結び付いた四字熟語である。特定の典籍でこの四字の形が成立した時期は明確ではないが、中国古典由来の語句・度量衡を背景として日本でも用いられてきた。備考
主に金銭・利益・数量の細かな差をめぐって争う場合に使う。厳密な計算そのものを褒める語ではなく、「細かすぎる」「度量が狭い」といった非難の響きを伴うことが多い。例文
- 契約の端数まで錙銖必較に争えば、取引先との信頼関係を損ないかねない。
- 彼は経費について錙銖必較で、一円の違いも見過ごさない。
- 必要な原価管理と、他人の利益まで錙銖必較に奪おうとする態度は区別すべきだ。
類義語
- 一銭勘定
- 分毫必争
- 寸毫必争
- 一銭一厘
対義語
- 不拘小節
- 鷹揚大度
- 寛大大度