金石之言
読み方:きんせき の げん
意味
金や石のように堅固で、時がたっても価値を失わない言葉のこと。人の心に深く残り、守るべき教訓や忠告となる、非常に貴重な発言をいう。
由来
「金石」は硬く長く残る金属と石、「之」は「の」の意である。清代の褚人獲による中国の歴史小説『隋唐演義』第十一回(1695年ごろ刊)に「兄長金石之言…」と見え、心に刻むべき貴重な教えを、堅く不変の金石になぞらえていうようになった。
備考
主に文章語・改まった場面で用いる。「之」は「の」の意であり、「金石の言」と書くこともある。単なる名言というより、長く守るべき重みのある教えを指す。
別表記
- 金石の言
誤用・混同注意
- 「金石之交」と混同しない。「金石之交」は、金や石のように堅い友情をいう別の語。
例文
- 先人が残したこの一節は、今なお金石之言として私たちの判断を支えている。
- 師の「基本をおろそかにするな」という忠告を、私は金石之言として胸に刻んだ。
- 短期的な利益だけを追うなという彼の発言は、変化の激しい時代における金石之言だ。
分類
類義語
- 金言
- 至言
- 金玉良言
対義語
- 軽言妄語
- 浮言流説