金屋蔵嬌
読み方:きんおく ぞうきょう
意味
金で造ったような立派な家に、美しい女性や愛人を住まわせて囲うこと。特に、財力・権力のある男性が女性を寵愛し、ぜいたくな住居を与えて人目を避けて住まわせることをいう。
由来
中国・前漢の武帝(紀元前2世紀)の故事に基づく。幼い劉徹(のちの武帝)が、従妹の阿嬌を妻にできるなら「金の家を造って住まわせる」と語ったという逸話から生まれた。六朝期ごろの成立とされる中国の逸話集『漢武故事』に見え、原文の「金屋貯嬌」が「金屋蔵嬌」として定着した。
備考
現在では、愛人を囲うという否定的・批判的な含みで使われることが多い語です。「嬌」は「阿嬌」という女性名、および美しい女性を指します。日常会話での使用頻度は高くありません。
別表記
- 金屋貯嬌
例文
- 彼は都心の高級マンションに愛人を住まわせ、金屋蔵嬌だと陰でうわさされた。
- その歴史小説は、権力者が金屋蔵嬌にふける様子を批判的に描いている。
- 豪邸を贈って女性を囲う彼の振る舞いは、まさに金屋蔵嬌といえる。
分類
類義語
- 愛人を囲う
- 妾を囲う
- 囲い者を置く