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身心脱落

読み方

しんじん だつらく

意味

坐禅の実践によって、身体や心、自己への執着がすっかり脱け落ち、自己と他者を分ける迷いやとらわれを超えた悟りの境地をいう禅語。単に心身の疲れが取れることや、気が抜けることを意味する語ではない。

由来

中国・南宋時代(13世紀)の曹洞宗僧・天童如浄(にょじょう)の禅語に由来するとされる。道元が宋へ渡って如浄に師事していた嘉禎元年(1225)ごろ、坐禅中にこの境地を体得したという逸話で知られる。のちに道元の『正法眼蔵』などで重視され、日本の曹洞宗を代表する語となった。

備考

曹洞宗・道元の禅を象徴する専門的な仏教語である。日常会話ではほとんど用いられず、「心身脱落」とするのは標準的な表記ではない。

例文

  • 道元は、只管打坐の実践を通して身心脱落の境地を示した。
  • 身心脱落は、知識として理解するだけでなく、日々の坐禅によって体得すべきものとされる。
  • 彼は身心脱落を、自己への執着から解放されて世界と向き合うことだと説明した。

類義語

この四字熟語に使われている漢字