起承転結
読み方:き しょう てん けつ
意味
詩や文章、話の構成を四段階で組み立てる方法。まず話題を提示する「起」、内容を受けて展開する「承」、流れに変化や意外性を与える「転」、全体をまとめて結論・余韻を示す「結」から成る。物語、スピーチ、漫画などの構成を説明する際にも用いる。
由来
中国・元代(13~14世紀)の楊載による詩論書『詩法家数』などで説かれた漢詩の構成法「起承転合」に由来する。律詩では八句を起・承・転・合の四部に分け、絶句では各一句に当てはめた。日本では末尾の「合」を「結」とした「起承転結」の形が定着した。日本でこの形が広く定着した正確な時期は明らかでない。
備考
本来は漢詩の構成法である。日本では物語・会話・漫画・広告などにも広く使われるが、論文や報告書では必ずしもこの型に従う必要はなく、序論・本論・結論などが適する場合も多い。
補足
- 中国詩論で用いられる原型の「起承転合」を、「起承転結」の単なる誤字だとみなすのは不正確。
- すべての文章に起承転結が必須だと考えるのは誤解。論文・報告書などでは別の構成法が適することがある。
例文
- この短編小説は起承転結が明確で、最後まで飽きずに読める。
- 発表では起承転結を意識し、問題提起から結論までを分かりやすく組み立てた。
- 子どもたちは四コマ漫画を使って、起承転結のある物語を作った。
分類
類義語
- 起承転合
- 四段構成