解語之花
読み方:かいご の はな
意味
言葉をよく理解し、会話もできるほど聡明で美しい女性のたとえ。単に容貌が美しいだけでなく、機知や教養を備えた美女をほめていう語である。
由来
中国・唐代(8世紀)の玄宗皇帝と楊貴妃にまつわる故事に基づく。楊貴妃を指して玄宗が、池の美しい蓮の花よりも「我が解語花(言葉を解する花)」のほうがよい、という趣旨で評したとされる。出典の『開元天宝遺事』は五代後周期、10世紀ごろに王仁裕が著した書物である。
備考
現代の日常会話ではあまり用いない雅語・文語的な表現。女性を花にたとえる古典的な価値観を含むため、相手や場面によっては用法に配慮が必要である。
別表記
- 解語の花
誤用・混同注意
- 「之」は「し」ではなく、この語では「の」と読む。
- 「解語之華」とは通常書かない。標準的には「解語之花」または「解語の花」とする。
- 単に容姿の美しい女性だけを指す語と誤解されやすいが、言葉を理解する聡明さ・機知も含意する。
例文
- 彼女は才知と美貌を兼ね備え、周囲から解語之花と称された。
- 楊貴妃は、中国では解語之花の代表として語られることがある。
- この肖像画は、詩歌をたしなむ貴婦人を解語之花として優美に描いている。