見機行事
読み方
けんき こうじ
意味
時機や周囲の状況をよく見極め、それに応じて適切な行動を取ること。好機を逃さず、状況の変化に合わせて機敏かつ柔軟に事を処理するという意味である。
由来
中国の古典『易経』の「繋辞下伝」にある「君子見幾而作、不俟終日(君子は兆し・機会を見れば、終日を待たずに行動する)」という思想に基づくとされる。『繋辞』は戦国時代(紀元前4~3世紀頃)に成立したとみられるが、「見機行事」という四字の形がいつ成立したかは明確ではない。
備考
「機」は機会・兆し、「行事」は祭りなどの「ぎょうじ」ではなく「事を行う」の意。日常会話ではやや硬く、文章語やビジネス、論評などで用いられやすい。
例文
- 変化の激しい市場では、見機行事の判断が企業の明暗を分ける。
- 指揮官は戦況を冷静に見極め、見機行事して部隊を動かした。
- 彼女は見機行事を旨とし、相手の反応に応じて提案の内容を修正した。
類義語
- 臨機応変
- 相機行事
- 見機而作
- 機を見るに敏