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蚕頭燕尾

読み方:さんとう えんび

意味

隷書の筆法・字形をいう語。横画などの書き始めを、丸く太い蚕の頭のようにし、書き終わりを左右に広げて燕の尾のような形にすること。また、そのような特徴を備えた書風を指す。

由来

中国の書法、特に隷書の横画に見られる特徴をたとえた語である。隷書が大きく発達した後漢時代(1~2世紀ごろ)の書風に、このような起筆・収筆の特色が見られる。起筆を蚕の頭、収筆を燕の二またの尾になぞらえたものだが、この四字の語としての正確な初出文献・成立年は未詳である。

備考

日常会話ではほとんど用いない書道・書法の専門語。主に隷書の横画の起筆と収筆の形をいう。中国の書論・書法用語では「蚕頭雁尾」と表すことも多い。

誤用・混同注意

  • 「蚕頭雁尾(さんとうがんび)」と混同しやすい。これは中国の書法用語で広く用いられる近い表現である。

例文

  • 書道の授業では、隷書の横画に見られる蚕頭燕尾を意識して練習した。
  • この漢碑の文字は、起筆と収筆に蚕頭燕尾の特徴がよく表れている。
  • 先生は、蚕頭燕尾を強調しすぎると不自然になるため、筆圧の加減が重要だと説明した。

分類

類義語

この四字熟語に使われている漢字