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虎落平陽

読み方:こ らくへいよう

意味

強大な力や高い地位をもっていた人が、時勢や境遇の変化によってその地位・勢いを失い、以前なら相手にもしなかったような者から侮られたり、苦しめられたりすること。虎が山を離れて平地に落ちると、犬にまで侮られるというたとえ。

由来

中国のことわざ的な句「虎落平陽、被犬所欺(虎が平陽に落ちれば、犬に欺かれる)」に基づく。明代(14世紀後半~17世紀前半)に成立した中国の小説『西遊記』などに見られる「龍游浅水遭蝦戲、虎落平陽被犬欺」という対句とも関係が深い。日本では前半の四字「虎落平陽」が四字熟語として用いられる。

備考

主に、失脚・没落した有力者や、勢いを失った組織を哀れみや皮肉を込めて表す。相手の不幸をあざ笑うような響きにもなり得るため、使用場面には配慮が必要。

誤用・混同注意

  • 「虎落平原」とするのは一般的な四字熟語としては不適切で、通常は「虎落平陽」という。
  • 「虎落平陽」は、単に失敗する意味ではなく、力ある者が地位や勢いを失って弱者に侮られる状況をいう。

例文

  • かつて業界を席巻した企業も、経営危機に陥れば虎落平陽で、かつての競合から厳しい条件を突き付けられる。
  • 権力を失った彼を部下たちが軽んじる様子は、まさに虎落平陽というべきだった。
  • 実力者であっても環境が変われば虎落平陽となり得るので、日頃から謙虚さを失ってはならない。

分類

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字