華開見仏
読み方:けかい けんぶつ
意味
極楽浄土に往生した人の乗る蓮華が開き、阿弥陀仏を拝見すること。転じて、浄土に生まれて仏の教えを聞き、悟りに至ることをいう。
由来
浄土教に基づく仏教語。平安時代中期、源信が永観3年(985年)ごろに著した『往生要集』に見られる表現で、極楽に往生した者が蓮華の中から現れ、仏を見て悟りを得るという浄土往生のあり方を表す。「華」は蓮華、「見仏」は仏を拝する意である。
備考
主に浄土教・仏教儀礼で用いられる語で、日常会話ではまれ。「華」は一般の花ではなく、極楽浄土に咲く蓮華を指す。
別表記
- 花開見仏
誤用・混同注意
- 「華開」を「かかい」と読まず、「けかい」と読む。
- 「華」は蓮華を表す仏教的な語であり、単に一般の花が開く意味ではない。
例文
- 法要では、故人が華開見仏の喜びを得られるようにと祈りがささげられた。
- 浄土教では、念仏者は極楽に往生し、華開見仏すると説かれる。
- 寺の掲示には、蓮華が開いて仏を拝する華開見仏の情景が描かれていた。