菩薩心腸
読み方:ぼさつ しんちょう
意味
菩薩のように、他者の苦しみを思いやり、深い慈悲をもって救おうとする心。また、そのように非常に情け深く、やさしい心をいう。
由来
「菩薩」は、悟りを求めながら衆生を救済しようとする仏教の修行者・存在を指す語で、古代インドの仏教語に由来する。「心腸」は心の奥底、本心の意。両語を結んで、菩薩のように慈悲深い心を表した語である。四字熟語として成立した正確な年代や特定の典拠は不明だが、仏教語を背景にもつ表現である。
備考
人の並外れたやさしさや慈悲深さをほめる語。日常会話ではやや硬く、文章語・褒め言葉として用いられる。「心腸」を「心情」と書かないよう注意する。
誤用・混同注意
- 「菩薩心情」は誤り。「心腸」と書く。
- 単にお人よしであることではなく、他者を救おうとする深い慈悲の心を表す語である。
例文
- 彼女は菩薩心腸の持ち主で、困っている人を決して見捨てない。
- 厳しい指導者に見えるが、実は菩薩心腸で部下の将来を真剣に考えている。
- 被災地の人々を長年支え続ける彼の行動には、菩薩心腸が表れている。
分類
類義語
- 大慈大悲
- 慈悲心
- 仏心