茶禅一味
読み方:ちゃぜんいちみ
意味
茶道と禅は、形は異なっていても、心を静めて自己を見つめ、日常の所作に精神を集中させるという本質において一つである、という意味。茶の湯に禅の精神が深く通じていることをいう。
由来
禅の思想と茶の湯との深い結び付きを表した日本の語。茶が禅僧によって修行や日常生活に取り入れられ、鎌倉時代から室町時代にかけて禅文化とともに茶の湯が発展した背景をもつ。「一味」は仏教語で、真理や本質が一つであることを表す。特定の古典における初出や成立年は未詳。
備考
主に茶道・禅・寺院文化の文脈で用いる語で、掛け軸の語句としても親しまれる。単に茶を飲みながら座禅をするという意味ではなく、両者の精神的な一致をいう。
補足
- 単に「茶を飲みながら座禅をすること」を指す語だと誤解しない。茶道と禅の精神的な一致を表す。
例文
- 茶会では、亭主が茶禅一味の精神を大切にして客を迎えていた。
- 静かに湯を沸かし茶を点てる時間に、彼は茶禅一味の境地を感じている。
- この茶室の簡素な設えには、茶禅一味の考え方が表れている。
分類
類義語
- 禅茶一如
- 茶禅一如