英雄好色
読み方:えいゆう こうしょく
意味
すぐれた人物、特に英雄と呼ばれるような人物には、女性や恋愛・性に関する事柄を好む者が多い、という見方を表す語。「英雄は色を好む」ともいう。必ずしも英雄の好色を称賛する意味ではなく、才覚や功績と私生活上の欲望とは両立しうる、という趣旨で用いられる。
由来
中国語圏で用いられてきた「英雄は好色である」という一般的な見方を、四字に凝縮した成句とされる。特定の古典作品に典拠を求めることは難しく、成立した正確な年代・時代は不明である。日本では「英雄、色を好む」または「英雄色を好む」という訓読形でも広く用いられてきた。
備考
人物の恋愛や性を一括りにして語る古い価値観を含む表現である。現代では、他人の私生活を正当化したり、性別による固定観念を強めたりしないよう、用いる文脈に注意が必要。
誤用・混同注意
- 「英雄が女性に好かれる」という意味ではなく、「英雄が女性や色事を好む」という意味。
- 好色を英雄の当然の性質として無条件に称賛する語ではない。
例文
- 歴史小説には、英雄好色を思わせる主人公の恋愛譚がしばしば描かれる。
- 「英雄好色」という古い見方だけで、その人物の私生活を評価するべきではない。
- 彼の華やかな逸話を、周囲は英雄好色の一例として語った。
分類
類義語
- 英雄色を好む
- 才子多情
- 好色