花枝招展
読み方
かししょうてん
意味
花の咲いた枝が風に揺れるさまから、女性が美しく華やかに着飾っていること、またはそのあでやかな姿をいう。きらびやかで人目を引く装いや振る舞いを表す語である。現代では女性に限らず用いられることもあるが、本来は女性を対象とした表現。
由来
中国由来の成語。「花枝」は花の咲いた枝、「招展」は風を受けて揺れ動くことをいう。明代の馮夢龍編『醒世恒言』(1627年刊)に見える表現とされ、花枝が揺れるような優美さから、女性の華麗な身なりを形容する語になった。日本語でも漢語の四字熟語として用いられる。
備考
本来は女性の華麗な身なりを表す語である。文脈によっては「派手すぎる」という含みや、外見を評する響きを伴うことがあるため、人物描写では配慮が必要。日常会話より文章語・修辞的表現として使われやすい。
例文
- 彼女は花枝招展に着飾り、祝賀会場へ入った。
- 舞台の女優たちは花枝招展の姿で観客の目を引いた。
- 春祭りでは、花枝招展に装った参加者たちが通りを華やかに彩った。
類義語
- 華やか
- 華美
- 絢爛豪華
- 花姿柳態
対義語
- 質素
- 地味
- 質素倹約