興利除害
読み方
こうり じょがい意味
利益となる事業や制度を積極的に起こし、社会や人々に害を及ぼす事柄を取り除くこと。特に、為政者や行政が民衆の生活をよくするために行うべき基本方針をいう。由来
中国の古典『管子(かんし)』の「君臣下」篇に見られる語とされる。「民のために利を興し害を除く」という政治の理想を表した。『管子』は春秋時代の管仲(紀元前7世紀)に仮託されるが、書物としては戦国時代から前漢期(おおむね紀元前4~2世紀)にかけて成立・編纂されたと考えられている。備考
主に政治・行政・公共事業について用いる硬い書き言葉。日常会話では「利益を増やし、害を除く」などと言い換えることが多い。例文
- 自治体は興利除害の観点から、治水事業と環境保全を進めている。
- 政治には、住民の暮らしを守る興利除害の姿勢が求められる。
- 新制度については、興利除害、すなわち利益を増やして害を減らせるかを慎重に検討すべきだ。
類義語
- 除害興利
- 利国利民
- 富国利民
対義語
- 損人利己
- 害多益少