自作自演
読み方:じさく じえん
意味
自分で作品・脚本などを作り、自分自身で演じること。転じて、自分で筋書きや状況を作っておき、自分でそれに関わる行為をしていることをいう。後者は、あらかじめ仕組まれた不自然な行為を批判的にいう場合が多い。
由来
近代以降の日本語で、演劇における「自ら作り(自作)、自ら演じる(自演)」という意味から生まれた語とされる。明治から大正期以降に演劇・芸能の文脈で定着したと考えられるが、特定の古典や明確な創始者は確認されていない。のちに、事件や評判などを自分で仕組んで自分で演じるという比喩的・批判的な意味でも使われるようになった。
備考
本来は作者自身が作品を演じるという中立的な語である。現在は「やらせ」「仕込み」のように、何かを自分で企画して偽装的に演じるという非難の意味で用いられることも多い。
補足
- 本来の意味は「自分で作った作品を自分で演じること」であり、必ずしも不正や偽装を意味するわけではない。
- 「自作自縁」などと書くのは誤りで、正しくは「自作自演」。
例文
- この舞台は、劇作家本人による自作自演で上演される。
- 匿名の称賛投稿まで自分で書いていたなら、これは自作自演の宣伝だ。
- 彼は被害者を装っていたが、調査の結果、その騒動は自作自演だったと分かった。
分類
類義語
- 一人芝居
- 独演
- マッチポンプ
- やらせ
対義語
- 他人任せ
- 他作他演