能工巧匠
読み方:のうこう こうしょう
意味
技術・技能に非常に優れた職人や工匠のこと。また、そのような職人によって発揮される、きわめて巧みな技術をいう。建築、彫刻、工芸など、精密で美しい仕事を称賛する際に用いる。
由来
中国・北宋の李格非(りかくひ)が著した「洛陽名園記」に見える語とされる。「能工」は腕の立つ工人、「巧匠」は巧みに物を作る職人を意味し、二語を重ねて卓越した技能をもつ職人を強調した。成立は北宋時代、11世紀末から12世紀初め頃である。
備考
主に、建築・彫刻・工芸などに携わる卓越した職人を敬っていう語である。個人だけでなく、「能工巧匠の技」のように、その優れた仕事ぶりをたたえる文脈でも用いる。
例文
- この寺の精緻な彫刻は、能工巧匠の手によるものだ。
- 復元工事では、伝統技法を受け継ぐ能工巧匠が重要な役割を果たした。
- 細部まで妥協しない仕上がりを見て、彼こそ現代の能工巧匠だと思った。
分類
類義語
- 名工
- 巧匠
- 熟練工
- 神工鬼斧
対義語
- 粗製濫造
- 拙工