股座膏薬
読み方:こざ こうやく
意味
いつも特定の人のそばにつきまとい、離れようとしないこと。また、そのような人をいう。股のあたりに貼った膏薬がぴったりくっついて離れないイメージから、他人に過度に付き従う人をやや軽蔑的・からかい気味に表す。
由来
「股座」は両脚の間・股のあたり、「膏薬」は皮膚に貼り付ける薬をいう。股座に貼った膏薬が容易には離れないことにたとえ、いつも人に付きまとって離れない人を指すようになった日本語の比喩表現である。正確な初出は明らかでないが、膏薬が広く用いられた近世、江戸時代ごろからの口語的表現とされる。
備考
人に密着して付き従う様子を、批判的または冗談めかしていう語。相手本人に向けると侮蔑的に響きやすいため、使用場面には注意が必要。
誤用・混同注意
- 「またざこうやく」などと読まず、標準的な読みは「こざこうやく」。
- 「股座」を「胡座」や「股下」と書き換えない。
例文
- 彼は部長の股座膏薬のように、会議にも外回りにも必ずついて行く。
- 子どもが休日の父親に股座膏薬になって、一日中そばを離れなかった。
- 彼女を股座膏薬と呼ぶのは、親しい間柄でも失礼になりかねない。
分類
類義語
- 腰巾着
- 金魚の糞
- 影法師
- べったり
対義語
- 独立独歩
- 単独行動
- 一人立ち