老驥伏櫪
読み方:ろうき ふくれき
意味
年を取って第一線を退いたり、思うように活動できなかったりしても、すぐれた能力や大きな志をなお失っていないことのたとえ。老いた名馬が馬小屋のかいば桶につながれていても、千里を走る志を抱いている意からいう。
由来
中国・後漢末から三国時代の魏の政治家・詩人である曹操(155~220)の詩「歩出夏門行」の一篇「亀雖寿」にある「老驥伏櫪、志在千里(老いた駿馬がかいば桶につながれていても、その志は千里にある)」に基づく。詩は建安12年(207年)ごろの作とされる。
備考
単に「年老いて引退している」という意味ではなく、年齢を重ねても志や力量を保つことをたたえる表現。後句の「志在千里」と併せて用いられることも多い。
補足
- 「驥」を「騏」などと書き換えない。ここでの「驥」は一日に千里を走る名馬を指す。
- 「櫪」を「歴」や「暦」と書くのは誤り。「櫪」は馬のかいば桶・馬小屋の意。
例文
- 定年後に研究を再開した恩師は、まさに老驥伏櫪の人である。
- 会長は高齢だが、新事業について熱意を語る姿には老驥伏櫪の気概がある。
- 若い世代を支えながら自らも挑戦を続ける彼女の姿勢は、老驥伏櫪という言葉にふさわしい。
分類
類義語
- 老当益壮
- 老而弥堅
- 烈士暮年
- 壮心不已
対義語
- 意気消沈
- 無気力
- 志気喪失