老蚌生珠
読み方:ろうぼう しゅを しょうず
意味
年を取ってから子ども、特に才能のあるすぐれた子どもを得ることのたとえ。「老蚌」は年老いたハマグリ、「珠」は真珠を指す。高齢の親に生まれた子を、真珠になぞらえて喜び祝う表現である。
由来
後漢末(2世紀後半から3世紀初頭)に孔融が韋端へ送った書簡「与韋端書」にある「不意雙珠、近出老蚌、甚珍貴之」に基づく。「思いがけず、老いたハマグリから二つの真珠が出た」と述べ、韋端にすぐれた二人の子が生まれたことを、老いた貝が真珠を生むことにたとえた故事である。
備考
「老蚌、珠を生ず」と訓読することも多い。日常会話より文章語・祝賀の表現として用いられる。年齢や出産に関わるため、本人に対して使う際は配慮が必要である。
誤用・混同注意
- 「ろうぼうせいしゅ」と音読みするのではなく、通常は「ろうぼうしゅをしょうず」と読む。
- 「老蚌生玉」などと「珠」を別の字に替えるのは誤り。
例文
- 五十代で待望の息子を授かった彼は、老蚌珠を生ずという喜びをかみしめていた。
- 会長が高齢で得た娘は学業にも芸術にも秀でており、周囲は老蚌生珠だと祝福した。
- 祖父は、晩年に生まれた孫の成長を見て、まさに老蚌珠を生ずだと目を細めた。
分類
類義語
- 老年得子
- 晩年得子
- 老来得子