義気千秋
読み方:ぎき せんしゅう
意味
正義を重んじ、道理にかなったことのためには困難を恐れない気概が、千年もの長い後世まで伝わり、たたえられること。「義気」は義を守ろうとする心意気、「千秋」は千年、転じて非常に長い年月をいう。主に人物の高潔さや義侠心を称賛して用いる。
由来
「義気(義を重んじる気概)」と「千秋(千年、または永い年月)」を組み合わせた漢文調の表現で、義にかなった精神が永く後世に残る意を表す。特定の中国古典に由来する故事として確定できる典拠や、成立した正確な年代は不明である。日本では漢語的な四字熟語として定着している。
備考
格式ばった書き言葉や人物評で用いられることが多い語。「千秋」は季節の秋を千回数える意から、千年・永遠に近い長い年月を表す。日常会話では「義侠心がある」などと言い換えることが多い。
別表記
- 義氣千秋
誤用・混同注意
- 「義気」は単なる友人どうしの情や意地を指すのではなく、正義・道義を重んじる気概をいう。
- 「千秋」を文字どおり「千回の秋」だけの意味に取らず、非常に長い年月の比喩として理解する。
例文
- 彼は私利私欲のために規則を曲げることを拒み、その義気千秋の姿勢は多くの人の尊敬を集めた。
- 追悼式では、弱い立場の人々を守り続けた故人の義気千秋をしのぶ言葉が述べられた。
- その小説は、主君への忠義を貫く武将を義気千秋の英雄として描いている。
分類
類義語
対義語
- 不義非道
- 利己主義
- 背信忘義