羊腸鳥道
読み方:ようちょう ちょうどう
意味
羊の腸のように曲がりくねり、鳥しか通れないほど狭く険しい山道のこと。転じて、通行や物事の進行が非常に困難な状況・道のりをいう。
由来
中国の歴史書『後漢書』隗囂伝にある「羊腸鳥道、地険塗艱(羊腸鳥道、地は険しく道は艱なり)」に基づく。羊腸は羊の腸のように曲がりくねった道、鳥道は鳥が飛んで通るほかないほど険しい道を指す。『後漢書』は南朝宋の范曄が5世紀頃に編纂した。
備考
主に険しく曲がりくねった山道について用いる、やや文語的な表現。比喩として、困難が多く進みづらい過程にも使う。「鳥道」は「とりみち」ではなく、この語では通常「ちょうどう」と読む。
補足
- 「羊腸鳥道」は通常「ようちょうちょうどう」と読み、「ようちょうとりみち」とは読まない。
- 「羊腸小道」は別の一般的表現であり、「羊腸鳥道」の書き誤りではない。
例文
- 登山隊は羊腸鳥道を越え、ようやく山頂の集落に到着した。
- 豪雨で道が崩れ、目的地までの道のりはまさに羊腸鳥道となった。
- 新規事業の立ち上げは羊腸鳥道だったが、仲間の協力で軌道に乗せることができた。
分類
類義語
対義語
- 平坦無碍