素気清泚
読み方:そき せいし
意味
生まれつきの気質が飾り気なく、清らかでさっぱりとしていること。また、そのような人柄をいう。「素気」は生来の気質、「清泚」は清く澄んでいて爽やかなさまを表す。
由来
中国の古典『世説新語』に見える語とされる。「素気」は本来備わっている気質、「清泚」は水が澄むように清らかで、さっぱりしている意である。転じて、作為や俗気のない清潔な人柄を表す。『世説新語』は南朝宋の劉義慶らによって5世紀前半に編まれた人物逸話集である。
備考
日常会話で使われることは少なく、人物評・文章語として用いられる難語である。「清泚」は「清らかで澄んでいる」の意で、「清冽」とは異なる語。
誤用・混同注意
- 「素行清泚」と書くのは誤り。正しくは「素気清泚」。
- 「清泚」を「清冽」と取り違えないよう注意する。
- 読みを「そこうせいし」とするのは誤りで、一般に「そきせいし」と読む。
例文
- 彼女は素気清泚な人柄で、初対面の相手にも好印象を与える。
- 華美な装いはしないが、彼の素気清泚な態度には自然な品位がある。
- 作者は主人公を、世俗に染まらない素気清泚の青年として描いた。
分類
類義語
対義語
- 俗気紛々
- 汚濁不浄