精金百錬
読み方:せいきん ひゃくれん
意味
純粋な金属を何度も鍛え上げること。転じて、長年の厳しい修練や努力によって学問・技芸・人格などを十分に磨き上げること、またはそのように鍛えられた優れた人物・技量をいう。
由来
中国の歴史書『北斉書』魏収伝に見える語で、「精金百錬、在割能断(よく精錬した金属を何度も鍛えれば、切る働きもできる)」という趣旨の表現に由来する。『北斉書』は唐代の636年ごろに李百薬が編纂した。金属を繰り返し鍛えるイメージから、後に人の修養や技量を磨くことのたとえとなった。
備考
主に、学問・技芸・人格などを長い修練で磨く場合に用いる、硬く格調高い表現。単に「何度も練習する」という意味より、鍛錬の末に優れたものになるという結果を含む。
別表記
- 精金百練
- 精金百鍊
例文
- 長年にわたる研究と失敗の積み重ねにより、彼の技術は精金百錬の域に達した。
- 師匠は弟子を精金百錬し、どのような難題にも対応できる職人へと育てた。
- 一夜漬けの知識ではなく、精金百錬によって得た確かな実力が彼女にはある。
分類
類義語
対義語
- 粗製濫造
- 付け焼き刃