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管中窺豹

読み方

かんちゅう きひょう

意味

細い管を通して豹を見るため、豹の体のごく一部の斑紋しか見えないということから、物事の一部分だけを見て、全体を理解したり判断したりすることをいう。見識や視野が狭いこと、限られた情報による不十分な判断を批判する表現。

由来

中国・南朝宋の劉義慶が5世紀前半(おおむね430年代)に編んだ『世説新語』の「方正」に由来する。東晋の王献之が幼少時、父の門人たちの賭け事を見て勝負を論じたところ、門人が「管中窺豹、時見一斑(管から豹をのぞき、時に斑紋の一部を見る)」と評した故事から生まれた。

備考

主に文章語・批判的な文脈で用いる。「一斑を見て全豹を推す」は、一部から全体を推測することを表し、管中窺豹とは用法・ニュアンスが異なる。

例文

  • 市場の一部のデータだけで経営戦略を決めるのは、管中窺豹のそしりを免れない。
  • その評論は都市部の事例に偏っており、地方の実情を見落とした管中窺豹の議論だ。
  • 一度の失敗だけを根拠に、彼の能力全体を否定するのは管中窺豹にすぎない。

類義語

対義語

  • 高瞻遠矚
  • 大局観に立つ
  • 全体を見通す

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