窈窕淑女
読み方:ようちょう しゅくじょ
意味
奥ゆかしく上品で、容姿も美しい女性。また、しとやかで徳のある理想的な女性をいう。単に外見が美しいだけでなく、内面の品性や慎み深さを備えた女性をほめる表現である。
由来
中国最古の詩集とされる『詩経』の「国風・周南」に収められた詩「関雎(かんしょ)」にある「窈窕淑女、君子好逑」に基づく。詩の成立時期には諸説あるが、概ね中国の西周から春秋時代(紀元前11世紀〜紀元前6世紀頃)に歌われた民謡・詩歌をもとにしたものとされる。「窈窕」は奥ゆかしく美しいさま、「淑女」はしとやかで徳のある女性を表す。
備考
現代の日常会話ではあまり用いられず、漢文・文学・改まった文章で見られる。女性像をほめる語だが、伝統的な「理想の女性像」を含むため、相手や場面によっては価値観の押し付けにならないよう配慮が必要である。
誤用・混同注意
- 「窈窕」は「ようちょう」と読む。「ようようしゅくじょ」などと読まない。
- 「窈窕」は単なる容姿の美しさだけでなく、奥ゆかしくしとやかなさまも表す。
例文
- 彼女は立ち居振る舞いにも言葉遣いにも品があり、まさに窈窕淑女と呼ぶにふさわしい。
- 古典文学の授業で、『詩経』に描かれた窈窕淑女の理想像について学んだ。
- 容姿だけで人を窈窕淑女と評価するのではなく、その人の知性や品性にも目を向けるべきだ。
分類
類義語
対義語
- 醜女
- 悪女