神機妙算
読み方:しんき みょうさん
意味
人の考えを超えるほど巧みで先を見通したはかりごとと、すぐれた計算・判断力をいう。特に、複雑な状況や相手の動きを的確に読み、見事な策を立てて成功へ導く知略をほめる言葉。
由来
中国の歴史小説『三国演義』に見える語。元末明初、14世紀後半ごろに成立したとされる同書では、諸葛亮(孔明)の卓越した知略を評して「神機妙算」と表現する場面がある。日本でも、孔明に代表されるような、常人離れした策略・洞察力をたたえる四字熟語として定着した。
備考
軍略に由来するため、戦略・経営・交渉・競技などで用いられる。「神」は超人的なほど優れているという強調であり、宗教的な能力を指すとは限らない。自分の策を指すと自賛的に響くことがある。
補足
- 「神気妙算」と書くのは誤り(正しくは「神機妙算」)。
例文
- 彼女は競合他社の動きを読み切り、新商品の発売時期を決めた。その神機妙算によって、売上は大きく伸びた。
- 敵軍の退路まで見通していた将軍の神機妙算により、戦いは短期間で決着した。
- 偶然の成功ではなく、綿密な情報収集に基づく彼の神機妙算だった。
分類
類義語
対義語
- 無策無慮
- 浅慮寡聞