礼義廉恥
読み方:れいぎ れんち
意味
礼(礼節・礼儀)、義(人として守るべき正しい道)、廉(私欲を抑え清廉であること)、恥(恥を知り不正をしない心)の四つをいう。人や社会・国家の秩序を支える基本的な徳目として、これらを重んじるべきだという意味で用いる。
由来
中国の古典『管子』の「牧民」篇にある「礼義廉恥、国之四維(礼・義・廉・恥は国の四つの綱)」に由来する。「四維」が張られなければ国は滅びる、という趣旨で説かれた。『管子』は春秋時代(紀元前7世紀)の管仲の思想を伝える書とされるが、現存する書物の成立・編纂は主に戦国時代から前漢期(おおむね紀元前4~前2世紀)と考えられている。
備考
四字それぞれが独立した徳目を表す並列語である。現代では政治家・公人・企業倫理などを論じる際に、やや硬い表現として使われる。「礼儀廉恥」と書かないよう注意する。
補足
- 「礼儀廉恥」は誤り。正しくは、礼・義・廉・恥の四徳を表す「礼義廉恥」。
- 「廉」を「連」と書き誤らない。
例文
- 公職に就く者には、礼義廉恥を重んじる姿勢が求められる。
- 祖父は、商売で利益を得るにも礼義廉恥を失ってはならないと教えた。
- その行為は礼義廉恥に反するとして、多くの人から批判を受けた。
分類
類義語
- 四維
- 四維八徳
対義語
- 無礼無恥
- 不義無恥