石火電光
読み方:せっか でんこう
意味
石を打ったときに一瞬散る火花と、稲妻の光のように、きわめて短い時間であること。また、行動や判断などが非常に素早く、瞬時に行われることをいう。
由来
中国・宋代の禅書『碧巌録(へきがんろく)』に見える禅語に由来する。石を打って生じる火花(石火)と稲妻の光(電光)は、いずれも瞬時に消えるものとされ、機を逃さない鋭く迅速な働きや、きわめて短い時間をたとえる表現となった。『碧巌録』は12世紀前半に成立した禅の公案集である。
備考
「電光石火」とほぼ同義で、現代では「電光石火」のほうが一般的に用いられることも多い。単に急ぐことだけでなく、瞬時の鋭い判断・動作を表す場合に適する。
補足
- 「電光石火」と混同しやすいが、「石火電光」も辞書に載る四字熟語である。
- 「石化電光」と書くのは誤り。石を打って出る火花を表す「石火」を用いる。
例文
- 彼は石火電光の判断で、取引先への対応方針を決めた。
- 火災報知器が鳴ると、隊員たちは石火電光の早さで避難誘導を始めた。
- 相手の隙を見抜き、石火電光の一撃を放つ姿に会場が沸いた。
分類
類義語
対義語
- 悠長緩慢
- 緩慢