目中無人
読み方:もくちゅう むじん
意味
他人をまるで眼中に置かず、自分だけが優れているかのように振る舞うこと。人を見下し、他者の意見や立場を尊重しない、非常に傲慢な態度をいう。
由来
中国の通俗小説『隋唐演義』に見られる語とされる。「目中」は目の中、すなわち視野・意識の中、「無人」は人がいないことを表し、「他人が目に入らない」という意味から、他者を見下すほど傲慢であることをいう。『隋唐演義』は清代・17世紀末ごろに成立した作品である。
備考
強い非難を含む語で、人の性格や態度を批判する際に用いる。「目中に人なし」と訓読的に説明されることもあるが、通常は四字熟語として用いる。
補足
- 「眼中無人」と書くのは一般的な四字熟語表記ではない。標準的には「目中無人」と書く。
例文
- 彼は実力があるとはいえ、目中無人な発言が多く、同僚から敬遠されている。
- 目中無人の態度では、どれほど優秀でも周囲の信頼を得ることは難しい。
- 連勝に浮かれて目中無人にならないよう、選手たちは常に相手への敬意を忘れなかった。
分類
類義語
対義語
- 謙虚
- 謙遜
- 謙譲