百鍊千磨
読み方:ひゃくれん せんま
意味
何度も金属を鍛え、磨きをかけること。転じて、学問・技芸・人格などを長い期間にわたり繰り返し鍛え上げ、優れたものにすること、またはそのような厳しい修練を経た状態をいう。
由来
中国・唐代後期、9世紀の文人である皮日休の文章「劉棗強碑」に見える語とされる。もとは刃物などの金属を何度も鍛錬し、磨き上げる意味であった。それが転じて、人の才能・技術・人格を長年の修練によって磨き上げることを表すようになった。
備考
「鍊」は「錬」の旧字体で、現在は「百錬千磨」と書くことが多い。「百練千磨」とも書く。「百戦錬磨」は実戦経験が豊富な意の別の四字熟語である。
別表記
- 百錬千磨
- 百練千磨
補足
- 「百戦錬磨」と混同されることがあるが、百戦錬磨は多くの実戦を経験して手慣れていること、百鍊千磨は反復して鍛え磨く修練をいう。
例文
- その職人は百鍊千磨の末に、わずかな刃先のゆがみも見逃さない技を身につけた。
- 舞台での堂々とした演技には、若い頃からの百鍊千磨が表れている。
- 研究者として百鍊千磨を重ねた経験が、困難な課題を解く力になった。