百尺竿頭
読み方:ひゃくしゃく かんとう
意味
百尺(約30メートル)もの高い竿の先端という、すでに極めて高い境地をいう。転じて、学問・技芸・修養などが相当に進んだ段階でも満足せず、さらに努力して一段上を目指すべきこと。また、そのような極限に近い状態を指す。多く「百尺竿頭に一歩を進める」の形で用いる。
由来
中国禅宗の語。北宋の1004年ごろに成立した禅宗の語録『景徳伝灯録』に、長沙景岑禅師の偈として「百尺竿頭、如何進歩(百尺の竿頭、いかにか歩を進めん)」とある。百尺の竿の先まで登っても、なお一歩を進めよという禅的な修行の教えに由来する。
備考
単に「高い地位」や「絶頂」を表すだけでなく、そこからなお向上を目指すという文脈で用いる。「百尺竿頭に一歩を進める」が慣用的な言い回しである。
補足
- 「百尺竿頭一歩」は四字熟語ではなく、「百尺竿頭に一歩を進める」などの句として用いる。
- 「竿頭」を「竿頭(かんとう)」ではなく「かんず」と読むのは誤り。
例文
- この賞に満足せず、百尺竿頭に一歩を進めるつもりで研究を続けたい。
- 師匠は、百尺竿頭に立つ者ほど基礎をおろそかにしてはならないと説いた。
- チームは国内首位に甘んじず、百尺竿頭に一歩を進めて世界大会への準備を始めた。
分類
類義語
対義語
- 現状維持
- 一歩後退