白虹貫日
読み方:はっこう かんじつ
意味
白い虹が太陽を貫くように見える異常な天象。古代中国では、君主の身に危険が迫ること、特に暗殺や反乱などの大きな凶事が起こる前触れとされた。現代では、重大な危機や不吉な事件の前兆をいう文章語として用いられる。
由来
中国の戦国時代の説話を集めた『戦国策』魏策に見える語。秦王に対した唐雎が、「聶政が韓傀を刺した際には白虹が日を貫いた」と、刺客による君主への危難の前兆として述べたことに由来する。『戦国策』は前漢の劉向が紀元前1世紀ごろに編集・整理したとされる。
備考
「白虹」は白い虹のように見える天象を指す。古代中国の天人相関思想では君主の危難を示す凶兆とされた。現代の日常会話ではほとんど使わず、漢文・歴史小説・文章語で用いられる。
補足
- 「白虹関日」と書くのは誤りで、「貫日」とする。
- 単に美しい虹の情景を表す語ではなく、本来は君主の危難・凶事の前兆をいう。
例文
- 敵国に白虹貫日が現れたという知らせを、王は不吉な兆しとして受け取った。
- 小説では、白虹貫日の異変が君主暗殺の迫る伏線として描かれている。
- 古代の人々は白虹貫日を、国家に大きな危難が訪れる前触れと考えた。
分類
類義語
- 彗星襲月
- 凶兆
- 天変地異