発憤忘食
読み方
はっぷん ぼうしょく
意味
学問や仕事などに強く奮い立ち、熱中するあまり食事をとることさえ忘れること。目標に向かって一心不乱に努力し、ほかのことを顧みないほど集中している状態をいう。
由来
中国の古典『論語』の「述而」篇にある、孔子の言葉「発憤して食を忘れ、楽しみて以て憂いを忘れ、老いの将に至らんとするを知らず」に由来する。孔子(前551年ごろ~前479年)が、学問を楽しみ励む自らの姿勢を述べたものとされる。『論語』の成立時期は厳密には不明だが、戦国時代(おおむね前5~前3世紀)に編纂されたと考えられている。
備考
「発憤」は、心を奮い立たせて努力を始めること。「廃寝忘食」とほぼ同じ意味で使われるが、「発憤忘食」は学問・修養に励む文脈で用いられやすい、やや硬い表現である。
例文
- 彼は資格試験に合格するため、発憤忘食の勢いで毎日勉強を続けた。
- 新しい研究課題を与えられた彼女は、発憤忘食して実験と分析に取り組んでいる。
- 若い頃に発憤忘食で学んだ経験が、今の仕事の基礎になっている。