異国情緒
読み方:いこく じょうちょ
意味
外国ならではの風景・建物・文化・習慣などから感じられる、日常とは異なる趣や雰囲気をいう。特に、外国風の街並み、料理、装飾などが醸し出す、エキゾチックで魅力的な感じを表す。
由来
「異国(自国とは異なる国)」と「情緒(物事から受ける趣・感情)」を組み合わせた語である。中国古典の故事に基づく成語ではなく、近代以降、特に明治期以後に海外文化との接触が増える中で用いられ定着した漢語的な複合表現と考えられる。正確な初出年は未詳。
備考
旅行案内、観光紹介、建築や飲食店の紹介でよく使われる。実際の外国だけでなく、外国風に演出された空間や雰囲気にも用いる。やや情緒的・広告的な響きがある。
別表記
- 異國情緒
補足
- 「異国情調」は近い意味をもつ別の語であり、「異国情緒」の単なる誤字・異体字ではない。
- 「情緒」の読みは「じょうちょ」であり、「じょうしょ」と読むのは誤り。
例文
- 港町の石畳と洋館には、どこか異国情緒が漂っている。
- このレストランは香辛料の香りと装飾が印象的で、異国情緒あふれる空間だ。
- 古い商館を保存した地区は、観光客に異国情緒を感じさせる。
分類
類義語
- 異国情調
- 異国趣味
- エキゾチシズム