畜生残害
読み方:ちくしょう ざんがい
意味
動物や生き物を、むごたらしく傷つけたり殺したりすること。「畜生」は本来、仏教でいう動物の世界・そこに属する生き物を指し、「残害」は残酷に害して殺傷する意である。転じて、命を慈しまず残忍に扱う行為を強く非難する語としても用いられる。
由来
「畜生」は仏教の六道の一つである畜生道、またそこに属する動物を表す語であり、「残害」はむごたらしく傷つけ、殺すことをいう漢語である。両語が結び付いた仏教的・漢語的な表現で、殺生を戒め、すべての命への慈悲を説く思想と関係が深い。四字熟語としての正確な成立時期や、特定の一典拠は明確ではない。
備考
現代の日常会話ではあまり用いない硬い語で、仏教・倫理・動物愛護などの文脈で使われる。「畜生」は人への侮辱語にもなるため、人に対して安易に用いないほうがよい。
別表記
- 畜生殘害
例文
- 仏教では、むやみな畜生残害を避け、あらゆる命に慈悲を向けることが説かれる。
- 娯楽のために動物を傷つける行為は、畜生残害として厳しく批判されるべきだ。
- その記録は、戦時下に起きた畜生残害ともいうべき動物への虐待を伝えている。
分類
類義語
- 殺生
- 動物虐待
- 残忍酷薄
- 無慈悲
対義語
- 不殺生
- 動物愛護
- 慈悲愛護