漢字辞典.com

検索
画虎刻鵠

読み方

がこ こっこく

意味

物事を学んだり人を手本にしたりする際には、目標や手本の選び方が重要であるというたとえ。優れた対象をまねても未完成なら思わぬ結果になることがあり、反対に、手本によっては完全に達しなくても一定の形になることがある、という含みを持つ。

由来

中国・後漢時代(1世紀)の歴史書『後漢書』馬援伝に見える馬援の手紙に由来する。馬援は兄の子らに、「鵠(白鳥)を刻んで完成しなくても鶩(あひる)には似るが、虎を描いて完成しなければ犬に似てしまう」と説いた。この「刻鵠不成尚類鶩」「画虎不成反類狗」という句から成り、手本・目標の選択の大切さを表す。

備考

日常会話での使用頻度は高くなく、文章語・教訓的な文脈で用いられる。対になる表現として「画虎類狗」「刻鵠類鶩」があり、前者は失敗して犬のようになること、後者は未完成でも鶩に似ることをいう。

例文

  • 新人を育てるときは、画虎刻鵠の教えを踏まえ、どの先輩を手本にさせるか慎重に考えるべきだ。
  • 名声だけで人物をまねるのではなく、画虎刻鵠というように、その人の本質を見極めなければならない。
  • 師は画虎刻鵠を引き合いに出し、学問では目標の立て方と手本選びが大切だと説いた。

類義語

この四字熟語に使われている漢字