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画虎不成

読み方:がこ ふせい

意味

力量や才能が十分でないのに、優れた人や高度な事柄をまねしようとして、かえってひどい結果になること。虎を描こうとして描き損ね、犬のようなものになってしまう意からいう。特に、身の丈に合わない模倣や背伸びが失敗に終わる場合に用いる。

由来

中国後漢時代(1世紀)の武将・馬援が、兄の子らを戒めた手紙に由来する。馬援は『後漢書』馬援伝で、優れた人物をまねて成功しなければ「虎を描いて完成せず、かえって犬に似る(画虎不成反類狗)」ような軽薄な者になりかねないと説いた。この「画虎不成反類狗」の前半を四字熟語として用いる。『後漢書』自体は南朝宋の范曄が5世紀に編纂した歴史書である。

備考

日常会話ではあまり使われない、漢文由来の硬い表現。「画虎不成反類狗」という八字の原形でも用いられる。単なる失敗ではなく、力量以上の模倣や背伸びによって、より悪い結果になるという含みがある。

例文

  • 基礎を身につけないまま名人の技だけをまねしても、画虎不成に終わるおそれがある。
  • 彼は有名作家の文体を無理に模倣したが、画虎不成で、かえって読みにくい文章になった。
  • 新規事業では大企業の戦略をそのまま採用せず、画虎不成反類狗にならないよう自社の規模に合った計画を立てるべきだ。

分類

類義語

この四字熟語に使われている漢字