漢字辞典.com

検索
甕牖縄枢

読み方

おうゆう じょうすう

意味

かめを窓にし、縄を戸の回転軸にするほど、住まいが粗末で貧しいこと。また、そのような極度に貧しい生活・境遇をいう。

由来

中国・前漢の政治家・文学者である賈誼(かぎ、紀元前200年ごろ~前168年)の文章「過秦論」に見える語。前2世紀ごろに書かれた文章で、陳勝を「甕牖縄枢之子」と表し、貧しい家に生まれた者という意味で用いた。「甕」はかめ、「牖」は窓、「枢」は戸の軸を指す。

分類・構成

備考

文章語・漢文訓読調の表現で、日常会話では「極貧の住まい」「非常に貧しい暮らし」などと言い換えることが多い。主に住居や生活環境の困窮を表す。旧字体では「甕牖繩樞」とも書く。

誤用・混同注意

  • 「甕牖桑枢」は「縄枢」の単純な誤字ではなく、桑の枝を戸の軸にする意のある定着した類義表現・異形である。
  • 「牖」を「窓」と書き換えた「甕窓縄枢」は、四字熟語としての標準的な表記ではない。

例文

  • 彼は甕牖縄枢の家に生まれながらも、学問への志を失わなかった。
  • 災害の後、被災地には甕牖縄枢ともいうべき暮らしを強いられた人々がいた。
  • その伝記は、主人公が甕牖縄枢の境遇から身を起こした過程を描いている。

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字