狼呑虎咽
読み方:ろうどん こえん
意味
狼が物をのみ、虎が物をのみ込むように、食べ物を非常に勢いよく、がつがつと食べること。空腹や時間不足などのため、よくかまずに急いで食べる粗野な様子を表す。
由来
中国の成句に由来する。明代、17世紀前半に刊行された凌濛初(りょうもうしょ)の白話小説『初刻拍案驚奇』に「狼吞虎嚥」の形で見られる。狼と虎という猛獣が獲物を激しくのみ込む姿にたとえ、むさぼるように急いで食べる様子を表した。日本では「吞」を「呑」、「嚥」を「咽」とした表記も広く用いられる。
備考
食べる量の多さよりも、食べる勢いや速さ、がつがつした様子に重点がある。食事の作法が悪いという批判的なニュアンスを伴うことが多い。
別表記
- 狼吞虎嚥
補足
- 「大食い」の意味だけとするのは不正確で、主に食べる勢い・速さを表す。
- 「咽」を「いん」と読んで「ろうどんこいん」とするのは誤り。正しくは「ろうどんこえん」。
例文
- 会議の開始まで十分しかなく、彼は昼食を狼呑虎咽で済ませた。
- 遠足から帰った子どもたちは、空腹だったのか弁当を狼呑虎咽と食べ始めた。
- 急いでいても狼呑虎咽せず、よくかんで食べるようにしよう。
分類
類義語
対義語
- 細嚼慢嚥
- 悠々自適