狡猾狡知
読み方:こうかつ こうち
意味
「狡猾狡知」は、主要な国語辞典に四字熟語として立項されている定着表現ではない。字面どおりに解せば、「ずる賢く、悪知恵にたけていること」のような意味になるが、一般的な慣用句としての意味・用法は確立していない。
由来
「狡猾(ずる賢いこと)」と「狡知(ずる賢い知恵)」を重ねたように見える表現である。しかし、「狡猾狡知」という形で成立した典拠のある四字熟語は確認できず、成立年代・時代および出典は不明である。
備考
公的文書や学習用の四字熟語としては用いないほうがよい。意図が「ずる賢く経験深い」なら「狡猾老獪」、単に悪い知恵なら「悪知恵」と表すと明確である。
補足
- 「狡猾狡知」を定着した四字熟語、または「狡猾老獪」の異表記とみなすのは誤り。
- 「狡猾」と「狡知」を単純に連ねた非定型の表現であり、一般的な四字熟語辞典には通常載らない。
例文
- 「彼は狡猾狡知だ」と書いても、一般的な四字熟語としては意味が定まりにくい。
- 企画書では「狡猾狡知の策略」のような造語を避け、「狡猾な策略」などと平明に記す。
- 老練でずる賢い人物を評するなら、「狡猾老獪の人物だ」とするほうが自然である。
分類
類義語
- 狡猾老獪
- 悪知恵
対義語
- 正直無私
- 純真無垢