照猫画虎
読み方:しょうびょう がこ
意味
猫を手本にして虎を描く、という字面から、先例や手本の形・やり方に従って物事をまねることをいう。必ずしも悪い意味に限らず、手本を見て習得する場合にも用いるが、主体性のない単なる模倣という批判的な意味を帯びることもある。
由来
中国・清代の小説、李緑園(李海観)作『歧路灯』第十一回に見える語。18世紀後半ごろの作品中の「照猫画虎、一見即会套的人」という表現に由来する。猫を見ながら虎を描くことから、見本に倣って描くこと、転じて先例をまねることを表す。
備考
「猫を見て虎を描く」という比喩で、見本に従うことを表す。学習上の模倣を中立的にいう場合もあるが、文脈によっては独創性のない追随を批判する語となる。日常会話では比較的なじみの薄い語。
誤用・混同注意
- 「照猫描虎」と書くのは一般的な四字熟語表記ではない(正しくは「照猫画虎」)。
- 猫と虎を取り違える・見分けられないという意味ではなく、手本を見てまねるという意味である。
例文
- 初心者の段階では、優れた作品を照猫画虎することも技術を身につける一歩になる。
- 前例を照猫画虎するだけでは、今回の顧客が抱える課題は解決できない。
- 彼の企画は海外の成功例を照猫画虎したものにすぎず、独自の工夫が乏しい。
分類
類義語
- 依様葫蘆
- 邯鄲学歩
- 模倣
対義語
- 独創独歩
- 創意工夫