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点睛開眼

読み方:てんせい かいがん

意味

絵や仏像などの最後に瞳を描き入れて完成させること。転じて、物事に最も重要な要素を付け加え、全体を見事に完成させる最後の仕上げをいう。

由来

「点睛」は、唐代の張彦遠が847年ごろに編んだ『歴代名画記』に見える故事に由来する。南朝梁(6世紀)の画家・張僧繇が竜の絵に瞳を入れると竜が飛び去ったという話から、最後に瞳を入れることが完成の決め手とされた。「開眼」は仏像・仏画に目を入れて霊性を授ける仏教的な儀礼を指す。両語を合わせた「点睛開眼」の成立時期は明確ではない。

備考

仏教儀礼や美術に関する本来の意味のほか、文章・企画・作品などの「最後の決め手」という比喩で用いる。通常、この熟語は「てんせいかいがん」と読む。

誤用・混同注意

  • 「点晴開眼」と書くのは誤り。「睛」はひとみを意味する。
  • 「開眼供養」の「かいげん」と混同して「てんせいかいげん」と読まない。通常の読みは「てんせいかいがん」。
  • 単に視力が回復して目が見えるようになる意味ではない。

例文

  • 新しい仏像は、僧侶による点睛開眼の儀を経て、本堂に安置された。
  • 結論を端的に示す図表を一枚加えたことで、プレゼン資料は点睛開眼を果たした。
  • 専門家の監修を最後に受けることが、この企画を点睛開眼へ導く決め手になる。

分類

類義語

この四字熟語に使われている漢字