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溶溶漾漾

読み方:ようよう ようよう

意味

水がゆったりと豊かに満ち、水面が絶えず穏やかに揺れ動いているさま。「溶溶」も「漾漾」も、水の広がりや、なみなみとした波の揺らぎを表す語で、二つを重ねて水景の静かで美しい様子を強調する。

由来

中国古典の文語で、水の満ち広がるさまを表す畳語「溶溶」と、水面が揺れ動くさまを表す畳語「漾漾」を重ねた漢語である。特定の故事・人物に結び付く成語ではなく、四字形としての初出や成立年を特定できる単一の典籍は不詳である。日本では漢文調の文章や詩的な水景描写に用いられる。

備考

日常会話ではほとんど用いない雅語・漢文調の表現。水の激しい荒れ方ではなく、満ち足りた水面が穏やかに揺れる情景をいう。「意気揚々」などの「揚々」とは別語である。

補足

  • 「溶溶揚々」と書くのは誤り。「揚々」ではなく、水面の揺れを表す「漾漾」を用いる。
  • 「洋々揚々」や「悠々揚々」と混同しない。「溶溶漾漾」は水の情景を表す語である。

例文

  • 朝霧が晴れた湖は、溶溶漾漾として淡い空の色を映していた。
  • 画家は、月明かりを受けて溶溶漾漾と揺れる入り江を描いた。
  • 舟は溶溶漾漾たる水面を、櫂の音だけを残して進んでいった。

分類

類義語

この四字熟語に使われている漢字