淋漓尽致
読み方:りんり じんち
意味
文章・話・演技・感情などが、細部にわたって非常に鮮明かつ十分に表現されていること。また、物事を徹底して行い、その持ち味や内容を余すところなく発揮すること。「淋漓」はあふれるほど生き生きとしているさま、「尽致」は趣や本質を尽くし切る意。
由来
中国・明代末から清代初めにかけての文人、李清(りせい)の随筆『三垣筆記』の「崇禎補遺」に見える語とされる。おおむね17世紀ごろの成立で、「淋漓」は生き生きとして余すところのないさま、「尽致」は趣・本質を極限まで表し尽くす意である。
備考
主に文章・表現・演技・技量などが「十分に、生き生きと表れている」ことをほめる語。単に量が多い意味ではなく、内容や魅力が徹底して表現されているという肯定的な評価を含む。
別表記
- 淋漓盡致
補足
- 「淋漓尽知」と書くのは誤り(正しくは「淋漓尽致」)。
- 「淋離尽致」とするのは誤り。「淋漓」は、さんずいの「淋」と「漓」を用いる。
- 「りんりつくす」と読まない。標準的な読みは「りんりじんち」。
例文
- この作家は、戦時下に生きた市民の不安と希望を淋漓尽致に描き出した。
- 彼女の演説は、地域への愛情と政策への思いを淋漓尽致に伝えるものだった。
- 職人の技が淋漓尽致に発揮された器を前に、来場者は深く感心した。
分類
類義語
- 徹底的
- 余すところなく
- 遺憾なく